よしもとSDGs花月 in エコプロ2019

12月5日(木)~7日(土)の3日間にわたり東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された、アジアを代表する環境総合展示会である『エコプロ2019(第21回)』。一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社が開催する本イベントの中で、コラボ企画としてよしもとが実施したのが『よしもとSDGs花月 in エコプロ2019』です。
2019年12月7日(土)『よしもとSDGs花月 in エコプロ2019』が開催され、よしもと芸人がネタやコントを繰り広げました。
当日は、午前中の開催にもかかわらず、立ち見が出るほどの盛況ぶりを見せました。
2019.12.07
SDGs=『Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)』とは、国連総会で採択された、2030年までにすべての人が平等な機会を持ち、地球環境を壊さず、より良い生活を送ることができる世界をつくるための17の目標のこと。
『よしもとSDGs花月 in エコプロ2019』では、ネタやコントの中にSDGsが掲げるさまざまな目標を盛り込み、笑いを通じてSDGsを伝えていきます。
プラス・マイナス(兼光タカシ、岩橋良昌)、とにかく明るい安村、ハイキングウォーキング(鈴木Q太郎、松田洋昌)、かまいたち(山内健司、濱家隆一)がSDGsを盛り込んだネタを披露し、次長課長・河本準一、NON STYLE・井上裕介、くまだまさし、レギュラー・松本康太、天津・木村卓寛、もう中学生、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)ら個性的なメンバーにより、SDGsの目標“働きがいも経済成長も”と“住み続けられるまちづくりを”をテーマとしたスペシャルコントが繰り広げられました。
オープニングを経て、MC・タケトの紹介により、トップバッターのプラス・マイナスが登場します。兼光のフリーザのモノマネで子どもたちの心をグッとつかんだあとは、健康がいちばんという話題から、割り箸の問題や食事を残さない話といったSDGsのテーマに寄り添ったネタを披露。ボケにボケを重ねる高度なやりとりで爆笑をさらいます。
続いて登場したのはとにかく明るい安村。おなじみのパンツ1枚の姿で登場し、「いや~、ちょっと寒いですね~」と言って笑わせたあとは、さっそく“SDGsの全裸ポーズ”を披露。“きれいな水を注ぐときの全裸ポーズ”や“お医者さんに診察してもらうときの全裸ポーズ”などを披露したあとは、観客のリクエストに応える“即興全裸ポーズ”へ。「ラグビーのトライ」や「時計を見るとき」といったリクエストに応え、時には爆笑を、時には苦笑い(!?)を誘っていました。
3組目はハイキングウォーキング。“SDGsスーパーイリュージョンショー”と題したイリュージョンを披露すると意気込む松田は、「SDGsの目標の数である17パターンのネタを作ってきました!」と話します。
まずは“貧困をなくそう”のスーパーイリュージョンとして“SサイズのTシャツを2人で着る”ことに挑戦! 見事成功し、「こうやって2人で1枚のTシャツを着ることで、貧困がなくなります」と強引な説を展開する松田。さらにいくつかの目標について説明を入れつつイリュージョンを披露しますが、最終的にはいつものようにコーラを一気飲みするQ太郎の姿が見られました。
続いては次長課長・河本率いるSDGsスペシャルコント“もっさんって何者?”へ。商店街にある小さな喫茶店・アンドレを舞台に、商店街で働くさまざまな人々が、ときにはケンカをしながらも最終的には一致団結し、みんなで商店街の未来を考えるという、“働きがい”や“経済成長”、“住み続けられるまちづくり”などのSDGsの目標をテーマにしたコントを繰り広げます。
魚屋のニューヨーク・屋敷が、アンドレのマスターであるNON STYLE・井上に「ハリボテのポジティブやめろ」と言い、井上が「うるさい、核心ついてくんな」と返す場面や、天津・木村演じる呉服屋がなにかと吟じてみるくだりなど、面白ポイントが満載!
さらに電気屋・くまだは頭に“SDGs”と書いてあるヘアバンドと電飾をつけてピカピカと点灯させながら登場し、「お歳暮あげるの忘れてました~」と観客に自身のポスターやお面をプレゼント。それに対し、「めちゃくちゃオモロい状態で光ってんで」と井上がツッコむ場面も。
商店街の立ち退きを迫るニューヨーク・嶋佐と3時のヒロイン・ゆめっちが勇ましく登場するも、屋敷と3時のヒロイン・福田の魚屋夫婦にコテンパンにやっつけられる場面では、アンドレの常連客・もっさん役の河本が「さすが、『M-1』の決勝と『THE W』の決勝に残った2組やな」と感心するなど、旬な話題も取り入れていました。

コントのあとは、“チーム対抗 SDGsに取り組む人を探せ!”という観客参加型のゲームが行なわれます。Q太郎チームととにかく明るい安村チームにわかれ、SDGsの17の目標が書かれたパネルをひとつ選び、そこに記載されたお題に沿っているであろう人を会場から連れてくるという、借り物競走の人バージョンのようなチーム対抗のゲームに、会場は白熱!
“飢餓をゼロに”というパネルには“好き嫌いなくなんでも食べる子”と書いてあるなど、観客も遊びながらSDGsの目標について学べる仕組みとなっています。芸人から選ばれ、ゲームに参加した観客にはよしもとグッズの詰め合わせがプレゼントされました。
最後に河本が、「とにかく今日はSDGsという言葉を覚えて帰ってください。そして、17の目標のうち、どれかひとつでも実践できるよう家族で話し合ってみてください」と呼びかけ、イベントは終了。
ネタやコントに笑ったり、ゲームに参加したりしながら、気づけばSDGsについて考えている……そんなイベントとなりました。この機会に、あなたもSDGsについて考えてみては?