ジャパンSDGsアワードで、特別賞(SDGsパートナー賞)を受賞

2017年12月26日(火)、東京・総理大臣官邸大ホールにて、第1回「ジャパンSDGsアワード」表彰式が開催され、安倍内閣総理大臣、菅内閣官房長官、佐藤外務副大臣他より、各受賞者へ表彰状及びトロフィーの授与が行われました。

今回が第1回目の開催となる本アワードは、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、優れた取り組みを行う企業・団体等を表彰する制度。日本政府全体として、SDGsに関する具体的な活動を表彰し、発信する初の試みとなります。

今回表彰されたのは、全部で12の企業及び団体。内閣総理大臣賞1件、SDGs推進副本部長(官房長官)賞3件、SDGs推進副本部長(外務大臣)賞2件のほか、特別賞(SDGsパートナー賞)が6件あり、吉本興業は、特別賞(SDGsパートナー賞)を受賞しました。
2017.12.26
初めに、安倍内閣総理大臣の挨拶が行われます。「本日は受賞誠におめでとうございます。今回受賞されたみなさまは、SDGsの精神を通じて豊かで活力ある未来像を作っていく企業や、魅力ある地域社会をSDGsによって実現する自治体、また国内外でSDGsの機運を作る協同組合や市民社会、SDGsの未来性を育てる大学や小学校など、いずれも素晴らしい取り組みを行っておられます。受賞されたみなさまを初め、今回応募くださった280を超える企業・団体のさまざまな主体が知恵と行動を「寄せ合う」、このパートナーシップこそが、本アワードの、そしてSDGs推進の真髄だと考えます。先日、来日したグテーレス国連事務総長からは、日本がSDGsを推進していくことへの大きな期待が寄せられました。政府と、みなさまを始めとする企業、自治体、市民社会そして教育界が力を合わせれば、この期待に間違いなく応えていくことができると確信しております。本アワードを契機として、SDGsの達成に向けて社会のいたるところで行動の大きなうねりが起こることを期待したいと思います」との挨拶が述べられたあとは、いよいよ表彰へ。

内閣総理大臣賞を受賞した北海道下川町は、森林資源を生かした町づくりを進め、過疎化に歯止めをかけたことが評価され、安倍総理大臣より町長へ、賞状とトロフィーの授与が行われました。

続いて、SDGs推進副本部長(官房長官)賞には、福島県の被災地で障害者の雇用支援を推進していることが評価されたNPO法人しんせいを始め、パルシステム協同組合連合会、金沢工業大学の3組がそれぞれ受賞。

SDGs推進副本部長(外務大臣)賞には、途上国での手洗いの普及活動に取り組んでいるサラヤ株式会社と、蚊帳を使ったマラリア対策に長年取り組んでいる住友化学株式会社が、その取り組みを評価され、受賞しました。

受賞団体を代表して、北海道下川町町長より「この度は数多くの中から受賞させていただき、たいへん光栄に思っております。持続可能な地域社会の実現をめざして取り組みを進め、近年は大きな成果が生まれています。今回の受賞をはげみとして、SDGs地域活性化、地方創生に取り組み、持続可能な地域社会を実現することで、SDGsの活性に寄与・貢献していく所存でございます」との挨拶が行われたあとは、特別賞の授与へ。
特別賞(SDGsパートナーシップ賞)を受賞した吉本興業は、これまでの
①吉本グループ全体でのSDGs意識涵養の共有
②吉本興業が実施するイベント、メディア、コンテンツと連動し、多数の所属タレントを起用したSDGsの広範多様な発信啓発
③地域と連携した地元振興PRや、被災地への訪問活動など「誰も取り残さない」ための実践
といった活動と、SDGsが掲げる17の目標のうち、そのすべてを網羅するオールラウンドな活動が評価され、特別賞を受賞しました。

会場にはSDGs推進大使であるピコ太郎も駆けつけ、受賞者へのトロフィーの授与の際のサポートを務めるなど、会場に華(?)を添える一幕も見られました。

今回が初の試みとなった「ジャパンSDGsアワード」。本アワードをきっかけに、ますます多くの企業や団体がSDGsに取り組むことが期待されるとともに、吉本興業も、“笑い”という最強で最大の強みを生かし、17の目標達成に向けて、個人が「SDGsを知る」から「実際に行動する」ことを促すコンテンツ作りへとステップアップし、ますますSDGs推進活動に貢献できるよう、企業としての惜しみない努力を続けていくことが期待されるアワードとなりました。