OWVが廃棄漁網から再生した素材でライブ衣装を制作・披露

ボーイズグループ『OWV』は、フィッシングブランド「DAIWA」が取り組むサステナブル活動『BE EARTH-FRIENDLY-漁網アップサイクルプロジェクト-』に参画しました。
同プロジェクトは、2023年3月11日(土)に福島にスタートした全国ツアー「OWV LIVE TOUR 2023-CASINO-」で、メンバーが着用するライブコスチュームを、北海道で回収した廃棄漁網から再生した素材「REAMIDE®(リアミド)」を用いて制作しており、取り組みを追跡したドキュメント動画が「OWV YouTubeチャンネル」で順次公開されています(全5回)。
2023.04.01

『OWV』が感じた自然環境への想い

今回の『OWV』ライブツアーは東日本大震災の被災地である福島県より、発生した3月11日(土)からスタートします。そこには、福島県出身のリーダー、本田康祐の大震災に対する熱い想いが込められています。そして、自然との共生を大事に考えるグローブライドが実施している本プロジェクトに参画し、自然環境の大切さを広める一翼を担うことになりました。

「いいことをしてカッコいい衣装を着られるなんて一石二鳥」

「OWV」の全国ライブツアー『OWV LIVE TOUR 2023-CASINO-』が、4月1日(土)に東京・NHKホールで千秋楽を迎えました。今回のツアーでは、海洋汚染が指摘される廃棄漁網からライブ衣装をつくるアップサイクルプロジェクトを試みるなど、環境問題への意識を強く打ち出した4人。ファイナル公演の直前に開かれたメディア取材会では、こうした取り組みへの思いが語られました。

【中川勝就】
(サステナブルについて)ふだんから気を付けているつもりでも、実際に足を運んで、状況を目の当たりにすることで、「こうなっているんだ」と多くのことを肌で感じられました。それ(廃棄漁網)が服になり、現在の生活に落とし込まれていくことを、僕らのアーティスト活動を通して同世代の人々にも広めていけたらと思いました。
いいことをしながらカッコいい服が着られるなんて一石二鳥ですし、これからの地球のことを考えたら、もっと熱心に取り組んでいきたいと強く感じました。

【本田康祐】
“サステナブル”ってよく聞く言葉だと思うんですけど、じゃあ、若い人たちがどう参加すればいいのかというのは、わかりづらいと思います。こうして、廃棄漁網を衣装にし、いちばん大事にしているライブで着用することで、多くの方に“サステナブル”を見て、感じてもらうことが、僕たちの役目だと思っています。
今回、“サステナブル”に関する発信をDAIWAさんと一緒にできたことは光栄でしたし、この衣装を着てCASINOツアーもここまで楽しくできたので、皆さんにいい“サステナブル”が見せられたのではないかなと思います。

【佐野文哉】
山梨県出身なんですが、山梨県は海なし県なので、漁網とは無縁の幼少期を送っていました。ですので、こんな活用方法があるんだということは、今回の活動に参加しければ、知ることはできなかったと思います。衣装を考えてつくるアーティストは多いと思いますが、糸からつくるアーティストは数少ないと思うので、活動3年めにして、とても貴重な経験をさせてもらいました。

【浦野秀太】
数カ月前まで、廃棄漁網が与える影響について、ちゃんと考えたことがなくて、実感もなくて……。でも、DAIWAさんや北海道の漁港を訪れて、実際の漁網を見たり、いろいろな話を伺って、さまざま生物に廃棄漁網の影響が出ていることを知りました。今回、廃棄漁網から衣装をつくることで、ファンの方々に「(OWVが)こんなに環境問題に取り組んでいて、廃棄漁網がこういうカッコいい衣装に変わるんだ」ということを知ってもらって、お友だちにどんどん広めてもらえるといいなと思います。

※「リアミド」「REAMIDE」は株式会社リファインバースグループの登録商標です。
BE EARTH-FRIENDLY‐漁網アップサイクルプロジェクトとは

フィッシングタックルをグローバルに展開するDAIWAが「地球を想い、世界中の仲間と豊かな自然を未来へつなぐ」ことを目指し、2022年3月にスタート。本プロジェクトは廃棄漁網を糸へと再生し、ウエア等へアップサイクルするプロジェクトです。漁網は海洋プラスチック問題の原因の一つと言われ、多くの漁業関係者が廃棄に苦慮することに着目し、漁業と消費の現場にダイワ製品として提供する仕組みを構築します。
環境への取り組みに関する情報については、DAIWAホームページをご覧ください。

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